心の居場所が見つかれば、人生はもっと楽しくなる。

「人見知りで自信がなかった過去。自分を好きになれる『心の安全基地』との出会い」
ー本当にオールラウンダーなアキラさんでいらしゃいます。アメリカに留学されていた経験もあるということで。何歳の時に聖書に出会いましたか?
18歳、大学1年生の時ですね。当時教師になりたかったので、真の教師と言われているイエス様について学ぶことで、自分の進路についても生かせるんじゃないかと思い、学び始めました。学んでいくなかで、だんだんとアイデンティティができてきた。神様と自分の関係ができていったかなという感じですね。
ーアイデンティティといいますと?
神様が自分にとって心の安全基地になったということですね。
高校までの自分はどんな人だったかというと、どちらかと言うと引っ込み思案で、自分の意見を主張するタイプではありませんでした。生徒会の活動で全校生徒の前に立つことはありましたが、自分に自信がなくて、常に周りから自分はどう見られているのか人の目ばかりを気にしていました。
けれども、聖書を学ぶようになってからは、揺るぎない自己信頼ができて、以前ほど人の目を気にしなくなりました。教会では色々なことに挑戦する機会があったので、スポーツ、音楽、ダンス、漫才…今までやってこなかったことに挑戦させてもらって、自分という個性が発掘・開発されていったのではないかなと思います。

ー今のアキラさんは開発された結果なんですね。
自分のマインドが聖書の教えを聞いて変わりましたね。大学1年生の時に、牧師さんにこう言われたんです。『車を運転するときにもハンドルって遊びがあるじゃない。遊びが大事だよ。なんでもこうじゃないといけないって思っていると、ポキっと折れてしまう。何かあったときに自分が負担に感じて、倒れてしまう。ある程度遊びをもって楽しく走ることが大事だよ』と。
僕が好きな聖句の一つに、
という聖句が今の自分にしっくりきます。聖書の教えを学んでみて、本質的な価値観に出会うことができました。「私はこういう人間だ」という固定概念が取っ払われて、自由にいろんなことに挑戦して自分の可能性を広げることができたし、遊びをもちながら走ることもできた。漠然とした将来の不安も抱えることなく、楽しく人生に希望を持って歩めているのは聖書に出会ったからです。
ー遊びが大事っていうアドバイスと、真理(聖書の教え)が、アキラさんを一層真理に結び付けて解放してくれたきっかけになったということですか?
そうですね。あとは大学4年生の時、1か月半程アメリカに行った経験もすごく大きいです。
僕が行ったカリフォルニアというところは、特にいろんな人種の人がいて、まさに世界の縮図のようば場所だったんですけど、とにかくみんな個性豊か!周りの人を意識せず一人ひとりが自分の個性を発揮していたんです。やっぱりキリスト教の国で、その土壌のもと育ってきているから自分と神様という1本の軸が通っているんだろうなって思いました。
あとは自然の雄大さ。日本ではみることができない自然、砂漠もそうですし、その自然を通して神様の存在を認めざるをない経験でもありました。とにかく思い出深い1か月半でした。
それらの経験を通して、人と比べて劣等感を感じることがなくなって、自分は自分なんだと再確認するようになりました。


「家族が笑顔でいるための意外なヒント。子どもより先に『夫婦の対話』が必要な理由」
ー教育のことについて聞かせていただきます。なぜかというと、教育学部出身であることと、子ども達への接し方がすごいなと思って。何か意識されていますか?
そうですね、子どもたちに対しては、基本的に自分の子どもでなくても自分の子どものように接したいなって思って接しています。
ーその他に意識していることはありますか?
自分が一番大事だなと思っていることは、夫婦の対話だと思っています。子どもとの関係よりも夫婦で対話を絶やさないこと。子どもにとってお父さんが言うこととお母さんが言うことが違っていたら、その家に2つルールが存在することになって子どもは戸惑うと思うんですね。夫婦で対話して、うちはこういう方針でやっていこうと話し合って、子どもへの接し方を統一しておくことで、子どもたちは余計なストレスを抱えなくて済むから、そこがやっぱり大事かな。
その次に、子どもとの信頼関係が大事だなと思っています。子どもとの約束を必ず守る。できない約束は絶対しない。子だどもからといって、蔑ろにせずにちゃんと一人の人として尊重する。だから子どもが何か聞いてほしくて話しかけて来る時に、僕が別の人と話している時でもよっぽど大事な話じゃない限り、子どもの話を聞いてあげるようにしています。大事な話をしているときは一言断りをいれてから、待ってもらいます。一言声をかけてあげるだけで、子どもの受け取り方って全然違うと思うので。
「イライラや兄弟ゲンカも大丈夫!毎日がちょっと楽しくなる子育てQ&A」
最後、子育てに関する質問コーナー!
このコーナーをするようになったかのきっかけですが、子ども食堂で兄弟げんかが始まった時に親御さんから「こういう時って止めたほうがいいんですかね?」と質問され、答えを濁してしまったんですね。それで、教育に関して信念をもっていらっしゃるアキラさんにぜひ伺ってみたいと思ったからです。質問は2つあります。
まず1つ目。毎日接する人(子どもや職場の人など)に対して嫌になった時、どうやって気持ちを整理したらいいですか?
子育ても人間関係も、何でも自分の思い通りになれば楽なんでしょうけど、それだと逆に面白味もないんじゃないかと思います。これも聖書で教わったように、むしろ大変なことを通して、自分自身が磨かれていると思えば、少々のことも乗り越えられるんだと思います。
だから僕はあまり負担に思わないし、どうせやるなら楽しく遊びも仕事もしたいなと。嫌々やるよりも自分も一緒になって遊んだほうが自分も子どもたちも楽しいですから。

ーアキラさんらしいですね。
2つ目。兄弟げんかが始まりそうな時、叱ったほうがいいのでしょうか?
僕の子ども達もよく喧嘩しますが、基本的に叱ることはしたくないですね。その時は、すぐに仲裁には入らず様子を見てます。怪我しそうな時は間に入ってお互いの話をまず聞きますね。それぞれの言い分があるし、両面から物事を見るように心がけて、ちゃんとお互いの話を聞いてみる。それから、お互いに相手がどう思っているかを聞かせます。
子どもってカッとなっていると周りが見えないし、相手の話なんて耳に入ってこないから、一回落ち着かせることがすごく大事で、一回話を聞いてあげる。話させることによって自分の感情を整理できるし、相手の感情を受け入れられる心の状態になると思うので、話を聞いたうえで交通整理してあげて、お互いに悪いところがあるなら、お互い非を認めて、どっちも謝った方がいいよねって解決するようにしますね。あんまり叱ったところで解決にならないと思うんで、喧嘩のときはそのようにしています。
ー最後アキラさんから読者の方にメッセージを。
子育ての成功失敗って別に誰かが決めてくれるものでもないし、結局はその子が幸せなのかどうかだと思っています。認知能力と非認知能力という言葉があって、認知能力は学力・点数で測れる力で、非認知能力は何かをやり抜く力や一緒に協力してやる力だったり、点数では測れない力のことを言いますが、10年ちょっと前からこの非認知能力の方が大事だといわれています。実はそれって聖書の教えでもずっと言われてきていることなんですね。だから、そこに答えがあると思います。どんな子育てが大事なのかと言われたら、僕は、本当に子どもの幸せを考えたときに、子どもが自らやりたくてできる、やりたい心を応援してあげる子育てが大事なんじゃないかなと思います。
とは言え、子育ては本当に大変で、孤独に感じることもあったり、いつまで続くの…って思ったりしますよね。この前子どもの写真を見返していたら、こんなに小さかったのかぁって。じーんとしちゃって。今この時って二度とかえってこないし瞬間にして過ぎて行っちゃうので、本当に今しかない時は楽しみながら子育てすることも大切だと思います。
ーアキラさんの今の目標が、子どもたちを幸せにしてあげることですか?
そうですね、子どもたちが「自分」として生まれてよかったと思ってくれたら、僕は家庭を築けてよかったなって心から思います。
今回のインタビューを通して、教育の面で多くの知識、日々積み重ねられる実践力、確固たる信念を持つアキラさんという憶測は確かだったと実感しました。実は、質問1の質問者は筆者でありますが、どの質問の答えも的確で、納得することばかりでした。今回はアキラさん流の解決策がヒットした方もそうでない方もどちらもいらっしゃるかと思いますが、解決方法は決して一つではなく、色々な人の解決方法を聞くことが、あらゆる問題解決の引き出しを増やし、ひいては自分の心を治め作る方法を増やすことに繋がるように思います。
最後に、今後の目標について伺ったところ、次のステージに進んだ時に見えてくると思います、と話されるアキラさん。どんな困難や壁も、今までがそうであったように、これからも神様と共に、遊びも取り入れながら楽しく乗り越えられてしまわれそうに感じました。改めて、信仰を持つことはいいことだな~と感じた機会となりました。

自身の経験を元に、学生から社会人まで幅広い対象に講演する様子🎤
